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トップ > 情報の広場(BBS) [Top photo: Upsala Glacier (Photo. 11)]

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((新 着 情 報))
No.題名投稿者投稿日
776サルビアの花苑成瀬廉二2021/10/22(Fri) 07:22
775マンホールトイレ成瀬廉二2021/10/15(Fri) 07:25
774真鍋氏ノーベル賞成瀬廉二2021/10/08(Fri) 07:10
772アンデス:12. 帰途トレッキング成瀬廉二2021/09/30(Thu) 19:35
771アンデス:11. ペニテンツの盛衰成瀬廉二2021/09/25(Sat) 07:30
770アンデス:10. ペニテンツの形態成瀬廉二2021/09/20(Mon) 11:09
769アンデス:9. 氷の尖塔成瀬廉二2021/09/15(Wed) 12:52
767アンデス:8. 氷なだれ成瀬廉二2021/09/10(Fri) 06:57
766アンデス:7. ピロト氷河成瀬廉二2021/09/04(Sat) 09:49
765アンデス:6. 高所障害成瀬廉二2021/08/30(Mon) 07:43

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サルビアの花苑 投稿者:成瀬廉二 投稿日:2021/10/22(Fri) 07:22 No.776  

 とっとり花回廊(南部町)の「花の丘」は、1年の内5回か6回、季節の花に衣替えする。秋(9月〜11月中旬)はサルビアである(写真:10月18日)。

 サルビアは家庭の花壇や公園に植えられることが多いポピュラーな花である。紫、青、赤色などがある。

 花回廊のサルビアは、ブラジル原産の真っ赤なサルビア・スプレンデンスという品種である。丘一面に、多数の同色の花が密に植えられているので、遠くから見ると絨毯が敷き詰められているようで、圧巻である。

 写真の背景は大山。山頂を覆う雲は、消えそうで消えなかった。

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マンホールトイレ 投稿者:成瀬廉二 投稿日:2021/10/15(Fri) 07:25 No.775  

 過日鳥取市内をウォーキングしていたとき、「マンホールトイレ施設」の看板を目にし、マンホールトイレというものを初めて知った。

 これは、下水道管路にあるマンホールの上に簡易な便座やパネルを設け、災害時において迅速にトイレ機能を確保するものである(国土交通省)。

 場所は、袋川の鹿野橋付近の空き地である。写真をよく見ると、左側と右側に、約2m間隔でマンホール(鉄の円い蓋)が並んでいることが分かる。

 空き地の隅に倉庫があり、簡易便座とそれを覆うテントが収納されている。災害発生直後、トイレ施設の仕組みを熟知した人(市職員か町内会役員か)が、トイレテントを40個ほど設置する。

 水洗用の水は袋川からポンプで汲み上げ、汚物は下水道管に直接流れるようになっている。ここのマンホールトイレはまだ実際に活用されたことはないが、災害時にすべてうまく稼働されれば、周辺住民にとってありがたい、優れた施設である。

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真鍋氏ノーベル賞 投稿者:成瀬廉二 投稿日:2021/10/08(Fri) 07:10 No.774  

 今年のノーベル物理学賞に、気象学者の真鍋淑郎氏(90歳)が選ばれた。

 従来、日本人のノーベル賞が発表されても、名前だけ聞いたことがある人がたまにいるだけで、ほとんどの場合、研究内容も何も知らなかった、

 それが今回は少し違う。真鍋氏とは面識がないし、講義や講演を聴いたこともない。しかし、地球温暖化関連の論文では、多くの場合、初期の頃や先駆けの研究に一言触れることが一般的である。

 したがって、私はManabe著の論文を読んだことはないが、後世の人の論文で、Manabe and Wetherald (1967)、Manabe and Bryan (1969)、Manabe et al. (1991)などの研究概要を知っていた。そういう意味で、真鍋氏には親近感を感じる。

 なお、ノーベル物理学賞が物理学の発展に甚大な寄与をした研究、とするのなら、真鍋氏の研究は少し違う。気象学は、地震学などと同様に、地球に起こる現象を物理学的手法により研究する地球物理学の一分野である。だから、広く言えば物理学である。

[写真]南極海周辺を漂流するピラミッド型氷山(1973年)


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アンデス:12. 帰途トレッキング 投稿者:成瀬廉二 投稿日:2021/09/30(Thu) 19:35 No.772  

 ラス・クエバスを出発した12月14日から、氷河を離れるまでの1週間は、雨も雪も強風もない、穏やかな天候に恵まれた。

 21日、ベースキャンプを撤収して帰途につく(写真)。

 往路と違って、すべての荷物を2人で担いで歩く。食料と燃料は少なくなっているが、共同装備類は須沢が背負ったのでザックの重さは33kgくらい、私は個人装備と若干の機器のみだったので25kgくらいだったと思われる。

 緩い下り道なので、きついトレッキングではなかったが、全行程の2/3、16km程歩いて一泊することにした。

 残雪からの融け水がちょろちょろ流れている小川の近くにテントを張ったのだが、翌朝、水の流れが全くなくなっているのを見て、驚愕した。ちょっと考えれば十分あり得ることなので、私の迂闊さに起因することであった。

 幸い前夜、ポリタンクに1.5リットル程度の水を汲んでいたので、0.5リットルを朝食時に使い、1リットルを残りの9km歩行時の2人の飲用とし、なんとかギリギリ間に合って無事ラス・クエバスに帰着した。

 約束していた通り、IANIGLA のレイバ運転の車が、22日昼前からラス・クエバスにて待機していた。

 23日メンドサからBsAsへ、25日BsAs発、27日成田着、28日札幌へ帰着した。


   『アンデス高山氷河探検記(1995)』おわり


   {今後、都合により、本欄への投稿は不定期となります}

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アンデス:11. ペニテンツの盛衰 投稿者:成瀬廉二 投稿日:2021/09/25(Sat) 07:30 No.771  

 仮説によると、著しい乾燥下ではペニテンツの刃の頂部の氷は昇華が起こり、大きな潜熱を奪われ、刃の頂部はマイナス温度となり、日射が当たっても融解はしない。

 一方、ペニテンツの谷間(窪み)では、湿度はやや高く、昇華はあまり起こらず、日射により氷が融ける。このような条件下では、ペニテンツの凹凸が促進される。

 以上を確認するため、持参した木製の箸をペニテンツの各所に突き刺し、それを雪尺として融解量を測定した。その結果、日融解・昇華量は、ペニテンツの刃の頂部で88mm/day、刃の北面で89mm/day、刃の南面で80mm/dayであった。

 全般的に気温が+5.5℃〜+12.5℃と高かったため、ペニテンツの成長期ではなく消耗期となり、場所による顕著な融解量の差は得られなかった。しかし、刃の北面と南面の僅かな差は、ペニテンツの形を強調させている。

 以上、僅か3日間の調査、観測だったが、ペニテンツ形成・成長メカニズムの仮説をサポートする実証データの一部を得ることができた。


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アンデス:10. ペニテンツの形態 投稿者:成瀬廉二 投稿日:2021/09/20(Mon) 11:09 No.770  

 氷河消耗域(標高4100-4250m)および氷河末端下方の積雪にて、ペニテンツの形態を計測した(12月18-20日)。

 その結果、22か所の顕著なペニテンツの内、16か所ではペニテンツの刃の片側の向く方向が北から+−5度に収まっていた。また、尖った刃の向く方向は、鉛直ではなく、この季節の正午頃の太陽の高度にほぼ一致した(写真)。

 これらのデータは、ペニテンツの成長には日射が強く影響している、ということを示している。

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アンデス:9. 氷の尖塔 投稿者:成瀬廉二 投稿日:2021/09/15(Wed) 12:52 No.769  

 ギザギザ表面の氷は、よく見ると広い範囲に及んでおり、氷河の一部ではなく、氷河末端の積雪が氷化したものであり、凹凸の高さは0.3mから1.5mの範囲にあった(写真:気温観測中の須沢が見える)。

 この雪または氷の凹凸は、ペニテンツ(penitents)、スペイン語ではペニテンテス(penitentes)と呼ばれている氷雪の造形であり、アンデスに限らず世界の高山地域の氷河や積雪でときどき見られるものである。

 ペニテンツとは、悔悟者のことで、修行中に被る細長い尖った帽子に似ているため氷雪にも名づけられた。

 ペニテンツの形成メカニズムについては従来から仮説が提唱されていた。それによると、ペニテンツ形成の必要条件は、
 1)強い日射、2)著しい乾燥、3)やや低温
である。

 この条件下では、2)と3)により尖塔の頂部では昇華が卓越し、融解はあまり起こらず、1)により尖塔の側面と底部では融解し、ペニテンツが形成、成長する、というメカニズムが考えられてきた。


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アンデス:8. 氷なだれ 投稿者:成瀬廉二 投稿日:2021/09/10(Fri) 06:57 No.767  

 積雪とモレーンの原の上を歩いて、左側の氷河に近づいた。その氷河には、縦に2、3本の白い帯が認められる(写真)。

 表面の雪や氷の質が異なるのか、光線の加減で白い帯に見えるのか、現場でしばし立ち止まって考えた。

 帯の上端は「点」のようであること、帯は傾斜の下方に伸びているように見えることから、これは雪または氷の雪崩(なだれ)の跡ではないだろうか、と思った。

 そうだとすると、新雪の雪崩か、あるいは氷が崩れ落ちる過程で粉々な氷の粒になったのかを確認するため、後日時間があったら帯の下端辺りに行って調べてみたかった。

 しかし、雪なだれなら、降雪中か直後に発生するので晴天続きの今は心配ないと思われるが、もし氷なだれなら、いつ、どこで起こるか分からないので、この調査は断念した。


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アンデス:7. ピロト氷河 投稿者:成瀬廉二 投稿日:2021/09/04(Sat) 09:49 No.766  

 ベースキャンプから、大小モレーンの岩塊の斜面を約4km、高度差200m程を登ると、山々と氷河の全貌が望める地点に着いた。

 そこから北西方向を眺めた写真を示す(1995.12.18)。アルゼンチン発行の5万分の1地図には、氷河名は記されていないが、IANIGLA の氷河研究者らは、Piloto(ピロト)氷河と記載していたので、我々も視野にある氷河全体をピロト氷河と呼ぶことにした。

 かつては全体が一つの大きな氷河だったと思われるが、現在は縮小して、西(Oeste)と東(Este)の二つの氷河に分かれている。

 写真手前のギザギザ表面の氷は、氷河の末端部分と思っていたが、後日の調査により、厚くはない積雪ということが分かった。そうすると、氷河はその向こう、急斜面の下部から山の稜線直下までの氷ということになる。

 標高は、積雪が4050m、氷河末端が概ね4100m、上端が4800mである。


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アンデス:6. 高所障害 投稿者:成瀬廉二 投稿日:2021/08/30(Mon) 07:43 No.765  

 翌15日朝、須沢は「起きれない」と言い、シュラフに入ったままである。私は、テント周辺をゆっくり歩くことはできるが、なんとなくフラフラする。間違いなく、高所障害、あるいは軽度な急性高山病である。

 かつて(1968年)、南極観測の訓練のため富士山頂気象観測所(標高3776m)に1泊したことがあるが、やや朦朧とし、夜間には頭痛があった。

 また、1984年12月にチリ・アンデスの露天鉱山(写真:標高4200〜4500m)を見学したことがあるが、その時は気分は悪くはなかったが、車から降りるとまっすぐには歩けず、すぐに車に戻った記憶がある。

 つまり、私にとっては、標高3700mくらいが高所障害の出現高度の様であった。15日は、休養日とし、終日ベースキャンプに滞在した。

 翌日、須沢は相変わらず具合が良くない。私は、まあ普通に近い。須沢に、「ゆっくりでいいが、1時間くらい歩けるか?」と尋ねたところ、「歩く」との返事だった。つまり、一時的にキャンプを標高の低いところに移動させよう、というのが私の考えだった。

 テントとシュラフと最小限の食料を持って、斜面を下った。1時間程歩いて、標高は3700m付近だった。ベースキャンプより200m低いだけ、したがって気圧は約20hPa高いだけなので、高山病予防にはほとんど意味がないかもしれないが、まあ人里に少しでも近い方が万が一の緊急事態の際には有利だろう、という判断で、3700m地点に臨時キャンプを設けた。

 そこで2泊した後の18日朝、須沢はかなり元気になり、昼までにベースキャンプへ戻った。

[写真:チリ・アンデス高山の露天鉱山(銅ほか)。山の地中深く掘削するより効率が良いのだろうが、自然・環境破壊が著しい。麓の重要な水資源である氷河や積雪も乱されている。(1984年12月10日、サンチャゴにおけるユネスコIHP国際会議後の見学ツアーにて)]

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